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阿弥陀岳北西稜(敗退)

2012/03/21 8:04 に Taro Inomata が投稿   [ 2012/03/29 7:42 に更新しました ]
2012/02/11-12
イノマタ、マタローさん(アルムクラブ)、シモヤマさん(山岳同人マーモット)

無風快晴の偵察、吹雪強風のアタック・・・西風をモロに受けて小ピーク1Pリッジ取付きで2時間停滞の後、敗退。前日が絶好なコンディション故に悔しさこみ上げて止まない山行であった。

金曜、最近定着しつつある21:00発のあずさで出発。いつもどおり茅野駅下の居酒屋で時間を潰して1:00頃改札の売店前でステビバ。
翌日、5時頃起床。この辺の時間にはスタンバってるタクシーがいなかったので呼ぶ。
この週は寒気が入って市街でも雪が降ったらしく、美濃戸近くなると路面は真っ白になっていた。

男三人、しかも頑丈系なので自然とペースも上がり、9:10行者小屋に着いた。
行者から見る八は真っ白に化粧付けられて快晴の太陽に照らされて眩しく反射している。良い意味での感想は日本離れしていて息を飲み、悪い意味では雪がべっとりついてプロテクションを探すのに苦労しそうだ、という感想であった。

この日はもともと偵察とラッセルが目的であったのでテント設営の後ガチャは置いて出発する。
行者から美濃戸方面へ戻ること10分ほどの所に進入禁止のグリーンのロープが張られており、トレースも気持ち程度残っていたのでそこから入ったが、間もなくトレースが完全に消えてしまい、一旦もどる。
一般道に戻ってさらに美濃戸方面に戻り、2本目のトレースから入る。行者から15分ほどである。
これがドンピシャだったようで、素直に北西稜に向かっていた。トレースも終始はっきりとしており、覚悟していたラッセルも全く無くして北西稜にあがることができた。
小ピークからは360度の展望。第一第二岩峰もバッチリで時刻は12:00丁度。当初はこんなに早く目的地に着くとは思わず、またこんなにコンディションが良いとも思わなかったため、この時点で既に悔しかった。ガチャを、ロープを持ってきていればそのまま取り付いてしまったのに!とりあえずはトレースの高速道路を使えば行者から1時間かからないことがわかった。

仕方ないので渋々下山。ベースに戻る。風もなく強い日差しに照らされて、やることも無くただ酒を飲み日光浴タイム。16:00を過ぎたあたりから阿弥陀に太陽が隠れだしたのでテントに入る。酒や飯を飲み食いしつつipodでクライミング動画を見たりして、いつぞやに就寝。

4:00起床、5:00過ぎに出発。前日とは変わって雪がボタついていた。そして樹林帯に入っても風があたり嫌な予感。
6:00小ピーク着。時折バランスを崩しそうな程のものすごい風である。大抵八ヶ岳の明け方は曇ってたりするのでそれと併せて風の弱まりを期待して、小ピーク下の斜面を切り崩して待機所を作る。
1、2回小ピークに上がって確認するも風の強さに代わりはなく、じっと2時間待った8:00時撤退を判断する。

小ピークへの斜面を降っていると、シモヤマさんお知り合いの登高会 嵓のパーティに出会う。
シモヤマさん相変わらず顔が広い。敗退の旨を告げてテン場へ戻る。

ここからである。空の雲は見る見る内に晴れていき、ピーカンになってしまった!相変わらず風は強いようで阿弥陀は絶えず雪煙を撒いていたが、こう、待っていたかのような天候の変化っぷりに愕然とした。取付きで後1時間待っていればと思うも後の祭りである。

前日と変わらない日本離れした白い赤岳を横目に鉱泉に移動し、アイスキャンディでお茶を濁して撤収する。

以上
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