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阿弥陀岳 南稜(敗退)

2013/02/15 22:45 に Taro Inomata が投稿   [ 2013/03/16 18:12 に更新しました ]
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メンバー: 石井(記)、猪股、中島
日程: 2013/01/19

前夜初日帰りで阿弥陀岳南稜に行ってきた。

このルートは冬山を始めた去年の2月から憧れのルート。

太郎さんにはかなりまえから、行きたい行きたいと言いまくっていたルート。

準備段階から楽しみで^^

でも結局は、ラッセル敗退。

ま、またいくさ~。

 

●前日まで

計画書が送付される前は14日の雪の影響もかなり色濃く残っているのでは??と思っていたので、どーするのかなーと思っていたら、直前に太郎さんから計画書とともに決行の連絡がきた。行くと決まれば、あとは阿弥陀岳に抜けれればラッキー、途中敗退もかなりあり得る展開だと思って前夜初で、船山十字路に向かう。

 諏訪南の高速を降りると雪はかなり多い(気がした)。そのまま、船山十字路にむかう。手前の林道は、途中までは別荘地ということで除雪がされていたが、その後は、どっさり雪が積もっていたので、結局船山十字路までは車で行けず、いけるところまでいって、そこにテントを張った。

 

625 船山十字路手前

朝起きると、外に人の足音が聞こえた。

「よし!先発隊がんばってくれ!」

と3人ではなしながら、朝食を食べる。

出発準備をしてると、さらに、二人組が1パーティー出発していった。

僕は、14日の大雪もあったので、こんな日にバリエーションに取りつくパーティーはまずいないんぢゃない??って思っていたが。以外にも2パーティーもいたとは。

僕たちも630くらいに出発。歩き始めから結構雪はある。

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655 船山十字路

船山十字路からは旭小屋コースにすすむ。先に進んでいくと、単独の男性が引き返してくるのが見える。

「今日は行者小屋までいかないといけないから撤退だ」って。

なるほど、行者小屋で何が待っているのかは聞かなかったが、何か用事があるみたい。

これで、先行は2名の1パーティーか・・・

さらに進んでいくと、ゲートのところで、先の二人組がわかんを装着中だった。

彼らも今回は日帰りで、南稜を狙っていると聞いた。

「お互い頑張りましょう!!」

とあいさつを交わした。

今後交代でラッセルをするんだろうな~と思った。

二人を抜くと、トレースはなくなり、靴が埋まる程度のラッセル?が始まった。

そこからは、旭山荘まで僕たちが先頭だった。

旭山荘で、休んでいると、さきの二人が、追い抜いて行く。


「ここまでありがとうございました。ここからは僕たちが」と気持ちいいあいさつをいただいた。

別パーティーとはいえなんともさわやかな二人。

その後も、何度も抜きつ抜かれつで、ラッセルがきつくなってからは完全に同行状態となった。

 

話は急に変わるが、ここまでの道中で、小さな渡渉は何回かあった。そのとき、僕は、冬に渡渉をしたことがなかったので、できる限りは濡れないように気を付けたが、靴のソールが濡れることはそれほど気を付けなかった。その後になって、その時ぬれたところは、ばっちり雪団子ができて、アイゼンの装着にすごく時間をかけてしまった。なるほど、雪山では、ソールを濡らすとあとが面倒ということを初めて知った。

 

1100 立場山

立場山までは、一般の登山道。それがゆえに、道もしっかりわかりやすい。立場山から阿弥陀岳までは、バリエーションルート区間なので、道がわかりにくいのか?とおもっていたが、うまい具合に林が開けていて、一般の登山道と変わらないくらいわかりやすい。

ルート上の雪は相変わらず深まるばかりで、立場山を過ぎたころにはラッセルはわかんを付けても膝~太ももくらい。青なぎを過ぎてしばらくすると雪の量も胸のあたりまでになってきた。12時半くらいに先の2人パーティーが、撤退を決めたので、そこからは僕たちのみで。

今日のラッセルはほんと大変で、2人パーティーがいなければ、ここまでくるのももっと時間がかかったはず。「ありがとう」、「お疲れ様」とお礼ねぎらいの言葉をかけて僕たちは1330まではいけるところまでいくことにする。

でも、胸のラッセルは続くとほんとにつらい・・・が、せっかくここまで来たんだし、P1くらいは見て帰りたい気持ちもあって、ラッセルにも力がはいる。

ここからは、3人で先に進む。

先頭はあまりすすまないので、適当に行動食をとりつつ、先発だけ先にいってルートをつくることにし、後ろになった2人はだらっとついていく感じで(笑

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▲青薙はワカンをはかないと腹ラッセルになった

 

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▲青薙を振り返り


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青薙を過ぎ稜線出るまでの間は傾斜が強くなると腰、そして胸ラッセルになった。




1330 P1の基部にて敗退決定

敗退は1330。リーダーがきためたこと。そのときはちょうど僕だけが先行していた。P1の基部にたどり着いたとき、時計をみるとちょうど1330だった。後ろの太郎さん、中島さんは見えないけど、ここを今回のゴールにしようと決める。

P1は小高い山だし、せめてP1くらいは・・・と思ったが、リーダーの判断に従うのもパーティー行動のきまり。景色を見ながら、2人を待つ。

ここまで、ラッセルはずっと続いていたが、青なぎあたりからは、木もまばらになって阿弥陀岳へと続く南稜がよく見える(少々ガスってたけど)。

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▲南稜を背に。


後ろの2人が合流すると、少し休憩して、撤退し、日が高いうちに下山できた。

下山中には、10人くらい3パーティーが南稜ルートをあがってきた。どのパーティーもテントを持っている感じ。意外と大雪の翌週でも人がはいることにびっくり。とはいえ、この3パーティーの方々は、自分のパーティーが先発かも??ということも考えての入山なわけだし(勝手な想像)、テント担いでラッセルしようと考えた根性はすごいと思った。

今回は、全行程の8割くらいはラッセルをしてしまったので、期待を外してしまって逆に申し訳ないのか??


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(猪股感想)敗退すると天気が好転しだすのも世の常である。


 今回は、敗退だったが、阿弥陀南稜は前夜発日帰りでも十分いけるルートだし(激しいラッセルがなければ)、また、挑戦したいルート。ということで、憧れは憧れのままで終わりましたとさ。


▲(猪股感想)旭小屋から船山十字路、そして車までが以上な程長く感じた。敗者に辛い。ぐったりである。

 

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