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高ボッチ高原クロカン

2012/04/09 7:26 に Taro Inomata が投稿   [ 2012/04/09 7:27 に更新しました ]
高ボッチ高原クロカン

2012年3月25日 後藤

 美ヶ原や霧ヶ峰の西に位置する鉢伏山、高ボッチ山は、稜線上に林道もあり、お手軽過ぎる山かと思う。無論周囲に藪ルートもあり、余裕あれば歩いてみたい。なだらかな草原状の尾根筋は、初夏はツツジ、晩夏はマツムシソウが咲き乱れ、北アは勿論諏訪湖を挟んで南ア北部、富士、八ツと展望台としても優れ、多くの観光客を迎えるに違いない。
 雪を被り、山静かに眠る頃、ささやかな遊びの空間を与えてくれる。林道もサイクリング同様クロカンにお誂え向きのコースだ。10年前、西側の崖ノ湯から鉢伏山、高ボッチ山のクロカンを計画したが、鉢伏山の往復で終わった。今回別の林道から高ボッチ高原を目指した。

●10:00ゲート~12:15高ボッチ高原13:35~15:00ゲート
 当初予定は前日24日だったが、鹿や猪の大規模な猟の為、入山を控える旨要請された。翌25日は木曽駒ヶ岳スキーに向かったが、現地麓は雪。ここ数日間の積雪から強行しても雪の餌食になりそうで、まったり系スノーハイクとして高ボッチに向かった。

 国道20号線の塩尻峠から少し松本側に下った東山という所から林道に入る。ゲートがあり、自転車(スポルティフ)でアプローチとなった。なかなかの勾配で一気に息が上がるが、5分もすると路面にアイスバーン化した雪が現れたので自転車をデポ。高原まで6,7km、標高差500m程の歩きだが、断続的に雪が消えたりする箇所もあるので、暫くツボで歩いた。少々久しぶりの沢音も懐かしい響きさえある。

 板を履くとやはりスピードも幾らか違うし、クロカンしている気分になる。晴天で実に気分良いのだが、そのうち雪がべったり板に団子状態でくっ付き、数歩歩く度に板同士をぶつけ落とす。高原は誰一人いず、春日をさんさんと浴びていたが、風がやや冷たかった。高ボッチ高原と言えば、牛や馬の放牧場となり、夏1日の草競馬が知られている。学生時代の夏、サイクリングの途上向かおうとしたが、行き着けなかった。10年前のクロカンでも時間切れで、漸く3度目の正直で高原をブラつく事ができた訳だ。尚、「ボッチ」はアイヌ語で巨大は平原との事だ。

 殆ど平坦な高原の散歩、ある程度の登りでも歩けるステップソールの自在性、ターンも殆どない単調さながら、やはりたまにはこの手のツアーも良い。滑りを度外視した軽快なノルディック系用具のシンプルさの味わいがたまらない。高ボッチ山頂からは、残念ながら期待した展望はなく、唯一ピークが見渡せたのは蓼科山位だった。北側の鉢伏山へは、懐かしいこんもりとしたラインが伸びている。林道の下りはスローな滑りながら、それはそれで気持ち良い。雪が途切れる度に板をはずすが、片手で持って歩いていても殆ど重さを感じない。

この軽さもたまらない魅力である。

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