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谷川岳 東尾根

2012/04/13 19:32 に Taro Inomata が投稿
谷川岳 東尾根

【日程】2012年3月4日(日) 前日発日帰り
【メンバー】(L)U1、G 
【行程】3/3(土) 荻窪駅集合(18:15発) ⇒ 後藤車で谷川岳ロープウェイ駐車場へ(22:00就寝)
3/4(日) 駐車場(4:00出発) ⇒ 一ノ倉沢出会(5:30) ⇒ シンセンのコル(7:00)
          ⇒ 第二岩峰の上(10:00) ⇒ 第一岩峰の先(11:30) ⇒ 山頂・オキの耳(13:30)
          ⇒ ロープウェイ山頂駅(14:30)
3/3(土) 天気:曇り 
当初は金曜の夜出、土曜に登山の計画だったが、金曜日は雨が降り、土曜はまだ曇り、日曜が晴れる
予報だったため、日曜日に計画を変更して土曜に出発した。
ロープウェイの駐車場にはテントが何張りかあり、近くにいた一組に声を掛けてみたところ、同じく翌
日は東尾根に登るとの事だった。他にもパーティーがいる事でひと安心した。(この二人がチーム84
+立川山岳会の男女だった)

3/4(日) 天気:晴れ(風弱し)気温は高め(目出帽不要程度)
4時に駐車場を出発し、一ノ倉沢出会いに5時過ぎに到着、ここでハーネスを付けて身支度を整え、
一ノ沢を登り始めた。既に6人が先行している。途中、雪のブロックが落ちてきて危ういところだった。
すぐに明るくなり、シンセンのコルへ到着。ここまでに後から登ってきたパーティーも含め、合わせて
総勢11人となった。

シンセンのコルから第二岩峰の取り付きまでが最初の難関。我々は三番目のパーティーになってロープ
確保して登ったが、雪が崩れやすくひと苦労した。出だしの岩で四人組のデロリンという女性が落ちた
り、アイゼンが外れて無くなったといって探し回る人がいたりして大騒ぎだった。
この状況下、単独の女性(同人モーマット?)が現れて追い抜いて行った。
第二岩峰は下から見上げた様子では厳しそうだったが、残置スリングでA0してなんとか通過した。

第二岩峰から先はひたすら雪稜、雪壁を進み、カニ歩きトラバースも多くて緊張した。第一岩峰は巻い
た。山頂への最後の雪庇直下に来た時、単独女性の滑落を知った。先行二人の話によるとその人は、
雪庇を乗り越える最後の一歩のところで足元の雪が崩れるかして落ち、マチガ沢方面へ消えて行っ
たとの事。最後まで慎重にという事で後藤さんにリードしてもらい、確保して抜け出た。
 山頂に出てようやく緊張感がとれた山行であった。
すぐにヘリコプターが来たが、空中から事故者を発見できずにいったん引き返した。(その後の情報で
自力下山して無事だったとの事。魔女のような人ですね) 

【感想と総括】
・木も岩も出ていない、不安定な雪だけの場所での確保方法について、練習が必要と感じた。
・東尾根はガイドブックでは「入門ルート」などと書かれているが、そんなにやさしいところではない。
細い稜線を雪庇を避けて進むため、全てがトラバースのようになって長く緊張が続いた。トレースが
なければとても一日では抜けられないと感じた。
そもそも谷川岳は晴天率が低くて雪も多く、3月になると一気に暖かくなり、雪崩の危険も多いため、
登れるチャンスが少ない。ほかにもバリエーションのルートはいくつかあるが、雪の状態によってはリ
スクの多い山行になるでしょう。
※参考資料
・「日本のクラシックルート」<山と渓谷社>
・「チャレンジアルパインクライミング(南ア・八ヶ岳・谷川編)」(廣川健太郎) <東京新聞出版局>

▲ 第二岩峰直下から見たシンセンのコル ▲第二岩峰

 ▲第二岩峰から先

 ▲中間部(左の写真の一番上から先)
▲最後の雪庇の切れ目▲雪庇の切れ目直下から下



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