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荒川水系大洞川荒沢谷遡行・猿鼻ノ尾根辺り下山

2014/11/01 18:58 に Taro Inomata が投稿   [ 2014/11/01 19:03 に更新しました ]
2014/8/16-17 L泉(直)、中山、町、小池、三浦、山本、近藤夏美、水口


【三浦記】
前夜
22時に三鷹駅を出発、深夜1時過ぎに出会いの丘PAに到着、先着していたM口号メンバーと合流し宴会(ただしルイ氏は爆睡してました) 適当な所で切り上げテント2張りと自分は車で就寝

翌16日、
8時過ぎに出発!車で雲取林道に移動する。林道は所々水たまり、石、枝が落ちているので避けながら進むと鮫沢のゲートが現れる。
鮫沢ゲート手前に車を停めて準備をし出発。ゲートから先も舗装されていて良い道が続くが、所々土砂が崩れ落ち道が流れ込んでいて車は通れなさそうだ。バイクや自転車の人には途中何回か出合った。

サンダルでペタペタと1時間ほど歩いて荒沢橋に到着。パンを食べ沢装備に整えいざ入渓。
雲取山を挟んで奥多摩と隣なのに感じが違う。奥多摩では余り見ない赤い岩なども多く、岩が違うからか水の色も違う気がする?少し歩くとゴルジュが始まり、極力濡れないように一ヶ所一ヶ所よじ登りながら突破していく。沢の脇には釣人の道なのか印がまめに付いて井戸淵辺りまで続いていた。
苔と太陽に照らされた落葉樹の葉の緑がとても美しく感動したが、釣り餌の入っていたゴミ、釣り糸、ごはんのゴミなど結構落ちていてとても残念だ。また昔の林業で使われていたであろう残置ワイヤーが狼谷辺りまでずっと有った。
歩いていると暑くなってきたので途中で積極的に水流突破に勤しむが結構流れが強くナメ滝など足が払われそうになり少しハラハラ。
歩いている間、赤い岩をよく見かけたので遡行図に出ているベンガラの滝は、よっぽど赤いのだろうと期待したがそんなに赤くなかった。グラインダーで磨き上げれば真っ赤な滝になるだろうって感じ(笑)
その後色々有ったが(ここではあえて触れず)本日の幕営地、菅ノ平に到着した。
広い平坦地で大木が点々としていた。気が付くと今にも夕立が降りそうな感じに周りは薄暗く幻想的だった。自分ら数人はビバーク地を探しウロウロしていたが、ロボとルイ氏が何か異変を感じたそうな。
ロボは木の上から赤い大きな布?のような物が落ちてきたのを見たらしい。ルイ氏は黄色いテントを見たと・・・。両者共に遠目で見て、近づく間に木や斜面を越えて行く内に消えていたらしい。泉さんは焚火(煙)の匂いを感じたそうだが自分達以外には誰もいなかった。焚火の匂いはこの後自分や他のメンバーも嗅いだが、これは上流や尾根の上で誰かが火を使っていて風で流れてきたとしても、布とテントは説明が付かずビビりな自分は恐怖した。

その後、幕営後に強い夕立が来て雨の中、火をお越しやっとの思いで焚火完成させた。気が付くと川は茶色くカフェオレ色に染まり、周りを見ると小さな崩落地や森の中に、さっきまで無かった小川が沢山出現していた。
雨は3時間位降ったが次第に水かさが減ってきた、濁流は無情にも、たもんさんのビールを飲み込んで行った。自然の恐ろしさをかみしめ残りの酒を飲み、美味しいごはんを食べ、くだらない話などで盛り上がり昼間の不思議な話は薄れてしまい無事就寝した。
夜中雨の音がシトシト聞こえ、トイレに行きたかったが怖くて我慢していたが、シェラフカバーだけの自分は寒くて隣のロボの方にくっき、それを避けようとロボ→M口さん→たもんさんと押されM口さんとたもん君の唇の距離にカマドウマ一匹入れなかったそうだ。申し訳なかった。

2日目
朝起きると、自分のおかげか?早起きだったたもんさんが焚火を復活させてくれていた。コーヒー飲んで朝飯を食い8:00ころ出発
いくつもの小滝を超えて行くと井戸淵に着いた。チャレンジしようとしたが昨日より水流が強く危ないので諦め、少し戻り進行方向右側の尾根から登り巻きに掛かる。少し登るとまるで人が斜面を削ったような地形で平らなその地には例の林業ワイヤーも有った。そこを抜けると狼谷との出会いの真上にでた。少しトラバースし懸垂で狼谷に着陸、少し戻り出合から荒沢谷に入り直す。
そこからはナメゴルジュが続く。7m幅広滝を近ちゃんが難なく登っているので自分もチャレンジするが脆くて結局脇に逃げる残念な感じ。間もなく北雲沢の出会いを過ぎ、倒木が多くなる。
恐らく2月の大雪のであろう。水流は、まだ有ったが倒木を避けるのが面倒臭くなり進行方向左の尾根を登り上がり、さらに左の尾根にスイッチし長い間熊笹の枯れた急登を詰め雲取山の巻き道に出た。

そこから巻き道を利用し雲取山荘に1年振りに到着した。雲取山に登る話もあったが時間がヤバイのと詰めで疲れたので却下そのまま下山する事になった。大ダワを過ぎ芋の木ドッケ巻き道でだいぶやられ、2年ほど前に通った三峰神社までの登山道を途中まで利用し下山していくが登り返しなど有り疲れる。やっとお清平に到着し休憩!

ここからはゲートに戻るために猿鼻ノ尾根(バリ)を利用し下るのだが、やがて日は落ちガスと闇で正確な位置をロスト!頼りないヘッデンの明かりを頼りに、脆い地面に足を滑らせながら高度を下げる。もはや地形図で見た緩い感じでは無い、尾根より手前辺りを降りて行ったようだ。
終いにはガスでライトの明かりがガスで反射して見ずらくなったりとしたが、緩い所を探しながら降りて来た。一瞬ガスが抜けライトを照らすと気持ち尾根地形を発見し、そこを利用し降りて行ったらガードレールを発見し最後心配だった林道折口も緩いスロープで降りれた。

そこからは林道を歩き鮫沢のゲートに無事到着しました。M口カルディナとローンがあと5年の我が愛車は泥棒にも落石にも合わず待っていてくれました。

帰りは横瀬駅近くの武甲の湯で入浴し飯能の吉野家で牛ネギ玉食って眠い目をこすりながら帰宅、何と日付変わっていました~

・当初まっちーさんとロボとで、西ゼン→毒水沢遡行だったが、色々考え、東沢本流か恵那山の沢に行こうと思ったが天気悪く、泉隊長率いるたもんさん、ルイ氏の合流しない?コールをありがたく受け、泉隊長チョイスの天気マシそうな奥秩父の豆焼き沢になったのだが、夕立で逃げ場なかったら困ると言う事で、これまた隊長チョイス荒沢になり、また北岳バットレスチームであった近ちゃん&M口さんのパンケーキ事件コンビが悪天気で中止となり仲良く合流となり、全8人での遡行となりました。8人いるとロープ出すヶ所が数回あるだけで偉い時間掛かるが、とても楽しかったです。
こんな愉快な仲間達をまとめて頂いた泉さん本当にありがとうございました。


1日目
9:30鮫沢ゲート発-10:39荒沢橋(入渓点)10:58-12:56ベンガラの滝-14:15菅ノ平着

2日目
8:10菅ノ平発-8:50井戸淵9:06-9:10巻く-9:59狼谷に懸垂着ー11:45幅広7m-12:00適当な所から詰め開始ー14:10雲取山の巻き道ー14:16雲取山荘14:38-15:49白岩山-17:00お清平17:13-17:14猿鼻ノ尾根バリ下山のはずだった19:23-19:25林道発-19:鮫沢ゲート着















【町記】
先週のこれは、めっちゃおもしろかった。そもそも最初の予定から4回も行き先が代わり、金曜日の夕方に行き交うメールを仕事の打ち合わせの合間に流し読みしていたのもだから、予定変更に気がつかないまま、集合場所に行った。

車の中で、最終場所を聞いて、途中のコンビニにて、地図などコピーさせてもらった。
初級の沢だから癒し系だろうとタカをくくっていたが、滝が無数にでてきて、水量も豊富だったので、以外と手こずった。キャンプ地では、私が今まで沢で経験したことのない、大量の雨が降った。川はみるみるうちに増水して、いろんな所に新しい小沢ができていった。川が濁ってしまって料理の水がとれなかったので、雨水をコッヘルに溜めていたが、あっという間に沢山のコッヘルが水でいっぱいになってしまった。泉さんの読み通りの天候で、安全な沢にしておいて本当に正解だと思った。雨が小降りになったころ、コーヒー片手に沢の近くにいったら、沢の色とカップの中のミルクコーヒーの色が全く同じだったので、笑った。

翌日も、軽いだろうと相変わらずタカをくくっていたら、いろんな試練が待ち受けていた。他の人が書いているのでそれには触れないとして、個人的には奥秩父の沢は私の沢靴(アクアステルス)には、ツルツルして、ゴルジュではずりずりで、めちゃ怖かった。おまけに途中で、不安定な石にのっかた時に石ごとヒックリ返り、右足が下敷きになり、動けなくなった。すぐに、泉さんが気がついて石をどけてくれたが、一人だったらどうしていたかなー、と思うと、返すががえす、泉さんには頭が上がらない。詰めのきつさには参り、山頂が迎えにきてくれないかと、思ったが、下りの長さにも参った。今度は地面が迎えにこないかと願った。

それにしても若い新人さんのパワーには感心した。詰めで生き生きと輝きを増すM浦さんとか、1分ごとに言うことがころころ変わるM口さんとか、沢を登りながらノコで邪魔な小枝を払ってしまうマキ職人Tモンさんとか、個性的な面々はどんなに辛い状況でも、無駄口を絶やさず元気である。最後は泉隊長に集中しろ!とやんわりと嗜められる始末であった。泉さん、同行の皆様、楽しくて、アドベンチャーな沢旅をありがとうございました!





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