軍刀利沢遡行・熊倉沢左俣東沢下降 【日程】 2013年11月10日(曇り時々晴れ) 【メンバー】木下、石井(CL、記) 【行程】 8:00 南郷バス停~9:10 軍刀利沢入渓~11:00 大滝~12:00 三国峠~ 12:40 熊倉山から熊倉沢左俣東沢下降開始~14:20 熊倉沢左俣東沢入渓点~15:10 南郷バス停 【記録・感想】 「また、きちゃったよ。」 前回で締めのはずが、ついつい天気予報が下り坂だと沢登りをしたくなる(結果的には結構天気良かったけど)。 例によって木下さんを誘ってみると、これまた乗り気と来ればいくしかない。 また、今回は、沢の下降にも挑戦してみることに。 軍刀利沢は、直登できる小滝が続く沢で、水もあっておもしろい沢。下降した熊倉沢左俣東沢も、大きな滝を5つ持つ沢で、今回は下降に使ったが、次回は登りでいってみたくなる沢。 少し寒い季節ではあるが、紅葉の沢登りを満喫できました★
南郷バス停につくと、早速道を間違えつつ、軍刀利沢の入渓点に向かう。落合橋に車はなく、入渓点にはバイクが1台あったが、それは釣り人のバイクのようで沢登は我々がトップのようだ。というか、この時期だし、この日は我々だけだったのかもしれない。 「今日はさむいだろーね」なんていっていたが、入渓してみるとそれほど水は冷たくなく、楽しい沢登りの始まり、ナメを楽しみながら、小滝を超えて先に進み、8mナメ滝はロープを出して登った。 最近は、ロープを出すのもだいぶ慣れてきた気がするが、支点の取り方等々まだまだ迷う点もある。 続く、大滝1段目をこえて見上げる2段目大滝はなかなか立派。とりついてみたい気もしたが、釜が深く、1トライするのも腰までつかりそうなので、残置ロープにカラビナをちょん掛けしてコソコソ右を巻くことにした。 大滝を巻ききると、次は5m滝、5mCW滝とロープをだして進む。CW滝では、1段目を上がって、そこからはシャワークライムになるので、一回思い切っていこうとしたが、気持ちが折れ、とりあえず、10秒ほど休憩。2回目に気持ちが決まり、思い切って水を被りながらチョックウッドを越えていく。後続の木下さんビレイしていると、サクサク登ってくるので、「寒さにつよいのかね~」なんて思っていた。 無理ではないにしても、この時期頭から水を被るのは結構つらい・・・。 続く4m滝、6m滝は、結構いやらしいとの情報があったのでここもロープを出した。そうでもなかったけど、なかなかぬめっていた気がする。 その後は小滝をちょこちょこ超えて、大滝を高巻きして、顕著な滝はこれで終了。ここからは詰めで稜線まで上がっていく、地図を見ながら進んでいくと、途中詰める沢間違えた?とおもったけど、意外に正解を選んでいたようで詰め上げたところに、ちょうど三国峠の看板があり登山道と合流した。 ここからは、軍刀利神社を越えて、熊倉山を目指す。途中の小ピークで休憩中の女性2人がいた。この方々、たまたまながら、電車も一緒、バスも一緒、降りるバス停も一緒だったので、何処行くんだろうね~と思っていたところ、矢沢と熊倉沢の間の尾根を地図読みで上がってきたとのこと。なるほど、こういう地図読みハイキングもおもしろそうだ。 さて、熊倉山に着くと、ここから沢に下降していく。正直、斜面を降りていると、場所がよくわからなくなり、沢との合流に少しズルをしてGPSをつかった。 熊倉沢に降りると、気を付けながらクライムダウンや懸垂下降を繰り返して下まで降りていく。8m級の滝を懸垂した時には、「あ~のぼりたい・・・」と何度おもったことか・・・それでも今日は時間がないので、また登りにくることにしようと、心に言い聞かせ、悶々としながらくだって、作業道と合流。 その後は、南郷バス停まで歩くと、ちょうどバスの時間にぴったり10分前で、ラッキー!!って思った。さらにバスを降りると、駅ではホリデイ快速に待ち時間なしで乗れたので、帰りはすごく早く帰れた。 もう、季節は秋で、冬にさしかかろうとしているが、今更ながら、やけに沢に行きたくなってきた気持ちを満たしてくれる良い沢登りと沢下降でした。特に沢下降は懸垂が沢山できたのでおもしろかったし、熊倉沢は来年の夏には、登ったり下ったりで4本ともいってみたい沢だ。 はて、今度こそ沢登りは終わりなのだろうか???まだいけるのか?? ▲ここが入渓点
▲いつもなら水の中を行きたいが寒いのでへつる ▲もう秋だね~。二段滝。上段は左に逃げた。 ▲なめ~ ▲逆くの字滝 ▲ブレブレだけどロープをだしたナメ滝 ▲意外とヌメヌメしてる
▲右の残置ロープで巻いた10m滝。少し釜があるので今回はトライは遠慮しておくことに ▲つっぱりながら登っていく ▲チョックウッド滝は上段はシャワークライム。しっかり頭を冷やしてきた。 ▲4m滝だったか??ここもヌメっていて右に残置ハーケンがあった。 ▲小さな淵 ▲へつって越えていく。
▲今回はロープを何回もだしたのでまとめるのも大変だ。木下さんもロープワークに慣れてきたようで結構スムーズに遡行が進む。 ▲最後の大滝は右巻きで ▲天気は下り坂のはずが割と悪くない ▲岩に挟まれながら登る ▲冬はもうすぐそこに来ているのを感じる詰め ▲詰め上げるとジャスト予定どおりのところに。はて?枝沢に入ったきがするがそうでもなかったようだ。 ▲本日最高峰 ▲熊倉沢に降りると懸垂を繰り返して下っていく ▲懸垂前に自分撮りで ▲熊倉沢左俣東沢を振り返る。あ~今すぐにでも登りたい・・・。
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