2014/8/29-9/4 中山 南アルプス南部・千枚岳~光岳まで完登し、一昨日無事に帰ってきました。 1週間も山で寝起きしたのはこれがはじめて。 なのでまだ下山した実感が湧かず、浦島太郎状態。 心の4分の1くらいがまだお山に漂ってそうなぼんやり具合です。 とにかく、蟻のようにちまちまちまちまと登りまくり降りまくりました。 スタート時の荷物は20kg。私には重かったー。 蟻の歩みでも、途方もなく遠くに見えた山がいつのまにやら足下にあったり、 広大な峰々も過ぎていくから面白い。 南アルプスはもうすっかり秋でした。 夏シュラフとダウンでは寒くて、縮こまり丸まって眠る夜も。 天気は3日雨、4日は朝だけ晴れてすぐ曇りかやっぱり雨。 どこの小屋番さんも「今年はずっと雨ばっか。」と愚痴っておられました。 百間洞山の家~兎岳~聖岳~聖平小屋のいいところを、残念ながら風雨&展望ゼロのなか歩くことになってしまい…。 しかし、ザーザー雨の中、ズゴゴゴーッと切り立つ、 聖岳出前の赤いチャート岩の露出帯や、小聖岳までのヤセ尾根はすごくかっこよくてあんぐり…。 お天気で眺望ばっちしな日よりも、印象に残りました。ちょっと恐かったけど。 登山者は全体的に少なく、テントも2-3張りか、私だけの場合も2日間ありました。 そんな中で、各山小屋の方々にはとても親切にして頂きました。 小屋番さんたちの夕飯にお呼ばれすること2回。 ある小屋では“るいちゃんサービス”なるものが色々施されたことも。 おかげで単独ですが、寂しくなることはあまりなかったです。 あ、けど結局お別れするのがとても寂しかった。なんどとなく後ろ髪引かれました。 そんなこんなで、ひっっさしぶりの縦走&単独山行をたっぷり堪能してきました。 南アルプス南部の山々は、どーんとしていて落ち着いた男前揃いな感じでした。 いつか雪景色が見てみたい。 やっぱり登ることは楽しいなあと再認識した1週間でした。 1.赤石岳につづく尾根から振り返って。荒川三山 2.小赤石はぎざきざ 3.光岳小屋の朝 |
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