山行報告‎ > ‎

裏同心ルンゼ

2012/02/22 7:53 に Taro Inomata が投稿   [ 2012/03/09 7:06 に更新しました ]
2012/01/14-15
イノマタ(記)、スズキさん、シモヤマさん(山岳同人マーモット)

平年では少し遅い裏同心ルンゼだが、雪で埋まり尽くした訳でもなく、またスカスカというわけでもない。良コンディションだった。特にF1とF5のリードを目的にしていたのでそれができたのは収穫だった。
(今のレベルで、自分達だけで行けるアイストレーニングエリアは限られる。先輩が付いていないときでも、グレードが低くても、家で燻ってないで現地でアックスを振るべきだ!)

今回の八ヶ岳入りはオガワさんの車。オガワさんの翌日の計画は裏同心ではなく赤岳南方リッジとのことで、アプローチと小屋泊まで一緒だった。
古淵沢の道の駅で前泊し、翌土曜に美濃戸入りする。この一週間でかなり降雪はあったものの車がジムニー&スタットレスということもあり強気で赤岳山荘まで行こうとするが、例のヘアピンカーブ後の登り坂で進めなくなってしまう。斜面の中であまりタイヤをずらすこともできない状態で、また初めてのチェーン巻きでかなり手こずったが、仮固定状態でなんとか抜けることができた。
赤岳山荘の駐車場に到着後、帰りの為にも正しく装着しておこうという話になり、山荘のおじさんに手伝ってもらったり、辺りの車のチェーン装着状態をさりげなくカンニングしたりしながらあーでもないこーでもないと奮闘し、1時間ロスでチェーン装着完了。

Exif_JPEG_PICTURE

8:00頃、赤岳山荘を出発する。
ロスはあったが赤岳山荘まではいれると、北沢が本当に短く感じる。9:30頃鉱泉着。スズキさん、オガワさんはキャンディでアイス講習を受けるのでそこに留まり、イノマタとシモヤマさんは裏同心ルンゼを偵察に行く。裏同心ルンゼにはトレースはなかったが、F1までは深いところでも膝程度だった。4,50分といったところだ。鉱泉に戻ってアイスキャンディで遊び、夜は?「きっと僕らはテントで寝たんだ」

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

翌朝5:00起床、7:00出発。7:50F1着。
1P目:イノマタリード
いつもの、アイス慣れしていない不器っちょなステップで登る。スクリュー3本打つへたれっぷりである。氷から10mほどの左岸の潅木でビレー。

2P目:シモヤマさんリード
F2、F3は続いている。F2はナメ滝で傾斜もない。F3は落ち口が少し立っている。ほぼ50mロープいっぱいのコールで気持ちがいい。右岸の露岩の残置支点まで。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

3P目:スズキさんリード
F4。ここでスズキさん、トップを進言し、こともなく抜けてしまった。(イノマタはまだスズキさんが人知れず進化していた事を知らず、先輩顔して見送っていた。今では頭が上がらない) 落ち口から10m程先の潅木まで。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

4P目:イノマタリード
今回の自分的ハイライト。F5。ルートとしては左、中央、右。
・左は中央から取り付き棚を左上し、側壁から落ち口へ。
・中央は高さも斜度もあって、上2m程がバーチカル。
・右は一番楽で1m程上がって終わり。
身の程知らず、中央ルートに取り付くが棚から3,4手行った辺りでバーチカルになり、いつもどおり姿勢が悪くなる。氷からアックスを剥がすような、気持ち悪いムーブだ。本人も自覚していたのだが、ええい行ってしまえと体を上げたところで右手が外れ、左手でぶら下がる形となったが間もなくそれも外れて3m程フォールしてしまった。完全に頭が下になったが幸い出だしのスクリューが止めてくれ、特に怪我もしてなかったのでそのまま継続する。中央は諦めて左ルートを取る。スクリューを打ちまくり、アックステンションかけまくって抜ける。まだまだ力不足。右岸の露岩の残置支点まで。

Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

F5を抜けると迫力満点の大同心が迎えてくれる。大同心は雲稜ルートの取り付きを偵察しておこうと思って基部を沿って見て回ったが目印となるペツルは見つけられなかった。

Exif_JPEG_PICTURE

11:50大同心稜着。一気に駆けくだって12:30鉱泉着。

Exif_JPEG_PICTURE

オガワさんも帰ってきており、みんなで下山。帰りも赤岳山荘まででよいと思うとなんだかリッチな気分になった。たまにはいいんでないかい。

以上
Comments