2011/11/5(土) 小川、猪股(記)、都連盟救助隊 救助隊訓練で「リーダーレスキュー訓練」に参加しました。場所は奥多摩 岳嶺岩。 リーダーレスキューとは、リードクライマーが墜落して自力で行動できなくなった場合(意識が無い等)に、必要に応じてビレイヤーが行う救助活動です。 なので、内容的には救助隊による救助活動ではなく、事故を起こした当事者達による「セルフレスキュー」にあたります。 「セルフレスキュー」である以上、クライミングを行う人全てが対象になる救助活動ですから、識者サポートの下、是非機会を作って会内部へ技術をフィードバックしていきたいと思います。 テキストを眺めるだけでは足りない要素を多く発見でき、非常に良い勉強になりました。 以下、簡単な手順 1.ビレイの仮固定 2.ビレイ点へ加重移動し自己脱出 3.加重移動した固定ロープで登り返し 4.懸垂支点の工作 ※この日は予め作成しておいた。 5.加重のかかっていないもう一本のロープで要救助者まで懸垂 6.救助者/要救助者の連結 7.要救助者ロープの切断 8.要救助者と共に懸垂 ※今回のシュチエーションは「4.」の懸垂ポイントから直下50m以内に安定した場所が存在することを条件とする。 ▼「2.」の仮固定から自己脱出を終えた状態。 右上のフリクションヒッチとビレイ点との間隔を開けすぎた為、加重移動と共にフリクションヒッチが遠くに行ってしまった図。 こうなると登り返しの際にユマールをセットし直す手間が発生する。 ▼「5.」で救助者が要救助者まで懸垂してくる。 ▼「6.」「7.」救助者と要救助者を連結の後、要救助者側のロープを切断。 訓練中の事故を防ぐため、救助者/要救助者双方にバックアップのトップロープをセットしてある。 ▼番外編.ジャンピングセットの使い方も学ぶ |
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