万助小屋掘出と鳥海山
3月7~8日 KY、キジ、MK、他3名
秋田沖で低気圧が発達し、鳥海山麓の遊佐町の天気予報は強雨で暴風警報がでていた。中止が何度も頭をよぎったが、鳥海山大好きな仲間と、万助小屋に泊まりたい人たちの後押しで出発した。
臂曲の集落は小雨で雪も昨年よりかなり少ない、林道の雪が切れ切れでスキーを担いでの出発となった。それでも予想通り標高500m付近からあられから雪に変わりほっとする。今回は万助小屋の鍋や釜などを使う計画で軽量化したが、その分の酒類が増えてしまい重荷を担いで5時間のラッセル、昨年ルートの反省からピンポイントで小屋前に到着した。2mほど雪が少なくて赤い二階の窓と青い煙突が雪から顔を出していてかわいらしかった。掘り出し作業は大変だが、不思議なもので、皆楽しそうに夢中で掘り出した。

夏は少し薮っぽい場所に立つ万助小屋だが、冬はブナの疎林の雪原に位置して素敵なロケーションだ。水は50mほど離れた場所に、ロープを付けたやかんを投げ入れ沢水を汲むことができた。沢に落ちないよう二人で10投ほどで十分な水を確保した。小屋には素敵なダルマストーブがあるが、昨年は薪がなく点火できなかった。今回は元気な仲間が近くの森を一時間ほど彷徨って、十分な倒木を見つけることができた(暴風のおかげかな?)。雪に埋もれた小屋はとても静かで、ストーブがついて、石油ランプが灯れば、あとはビールとお酒の出番、いつもよりゆっくりと宴会時間が過ぎていった。


朝は連日3-40センチほど積もった小屋の除雪から始まった。
小屋にあった赤布と竹竿を30本ほど担いで外輪山を目指すもホワイトアウトに抗うことはできず、最高到達点は1300mほど。それでも彼方眼下に万助小屋と日本海を眺めながらダケカンバ疎林の最高のパウダーを何本も楽しんだ。どこを滑っても万助小屋前に滑り込むスロープになっていて遊ぶには最高のロケーションでした。

最終日3日間たっぷり積もった新雪で、期待もしていなかった小屋からのツリーランも楽しかった。
万助小屋と鳥海山、古き良き時代の山を思い起こすような ほっとする素敵な場所、空間でした。天気が悪くても十分楽しめる事も分かったし、来年も一緒に行ってくれる仲間がいるといいな。
