例会山行:2025年12月13日(土)参加者TH、AB、Nao、MN、ムネ、NZA(記)
(行程)ロープウェイ天神平駅近く
(所感・記録)13日の雪上訓練の翌日は谷川岳登山の予定のところ、14日は悪天候が予想されたため、日帰りの雪上訓練に計画変更した。ビーコンの使い方をはじめ、一つ一つ丁寧に説明いただき充実した訓練で様々学ぶことができた。
13日の天気は快晴。ロープウェイの天神平駅を出たところで、まずは実際の山行と同様にビーコンの動作確認。各自のビーコンのバッテーリチャージや検知できる距離を確かめた。山頂駅から谷川岳方面に5分程度歩いた斜面で訓練場所を定め、前日まで降り積もった雪を皆で踏み固めた。
はじめにビーコンの使い方を実習。雪崩でメンバーが流され、二次被害の危険性がないこと、流された人の残留物を確認後、通報役を決め、残りのメンバーで遭難者を探索するというシナリオで進めた。ビーコンの向きを一定に保ち、目標に近づいたら高さも一定にする。目星をつけたらプローブ担当が探索。遭難者に見立てたビーコンはスチール缶の蓋でカバーし赤いプラ袋で包んであるので、プローブで缶の感触がしたらスコップで赤い袋を掘り出す。複数が埋没した場合のビーコンの操作も実習した。

歩行技術は。キックステップで上り下りをした後、アイゼン歩行のフラットフィッティング、スリーオクロックなどの説明を受けた。その後はスノーソウで切った積雪の断面を観察した。30cm幅程度に切り出した積雪の柱を上からたたき雪崩の可能性がある弱層を確認する方法も解説いただいた。

ビレイは滑落者役がソリを使い、スタンディング・アックス・ビレイとシッティング・グリップ・ビレイを練習した。ビレイはTHさんが指導されている学生さんたちとソリを融通しながら訓練をした。肩や腰、腕等でできるだけ長くロープとの摩擦力が働くようにして、10mくらい流すくらいに徐々に止めるのがポイントだが、つい慌てて急ブレーキにしてしまい加減が難しかった。
滑落停止の練習も各自でした後、最後にスノーボラードを試した。急ぎ足で作ったので、力をかけると支点が崩れてしまった。学生さんたちは幅2m以上の大きめサイズで周囲を深く踏み固めてうまく機能させていた。
訓練の途中、学生一人のピッケルが雪に埋もれ行方不明になる残念な事態があった。皆で一帯を掘って捜索をしでもピッケルは見つからなかった。大きな痛手で気の毒だった。
昼過ぎまで日が当たり暑いほどだった斜面は、訓練終盤になると陰になって冷え込んできた。16時半のロープウェイ最終時刻より少し余裕をもって下山した。下山後は鈴森の湯で雪見風呂をし、沼田のとんかつ街道にある「ゆき藤」でボリューム満点の夕食をとった。テント泊で予定していた焼き肉+鍋、朝食のパスタがお預けになったのはとても残念だったが、最後まで手厚い1日だった。
