雪風呂祭2025

例会山行:蒲原山、黒姫山
2025年1月18~19日
Bunanomori、初老M、AK、MK、KO、キジー、YO、MO(記)、他5名

―昔々小谷の里には冬になると上質な白い粉を求めて人々がつどったとさー。
そんな噂を聞いていた雪風呂、ついに、ついに参加のチャンスがやってきた。
〈行程&記録〉
前泊: 17日
前夜泊、猫鼻湯に集合。これ、、道なのかな?という場所を走り抜いた先にはB級感のあふれるとてもいい温泉と仮眠室。宴会の名残を感じる、お風呂が夜でも入れたようだ。準備しなかったことをちょっと後悔。
土曜日: 18日
起きて準備する。ご飯を食べながら軽く準備して道の駅に集合。今回の参加人数は13人、みんな白い粉が大好き。僕はパウダスキーは二回目、前回足をつってほうほうの体だったので心配が勝る。
車を湯原の駐車場にデポして集落の除雪終了点に向かう、上と下に車をデポするチームプレイで楽をする。普段は少人数で登山しているので、山岳会はいいなあと思いながらスタート。
さてドラッセルである。こけたら埋まる、スキーを履いても脛まで埋まる。先週も来たのにトレースは跡形もない。本当に今年は雪が豊作。ラッセル隊長、副隊長が頬を赤めながらトレースを作ってくれるのでザハイウェイ!結局最後まで夏道くらいの登高速度でずっと先頭をひいてくれた。ラッセルって苦痛なはずなのに、うれしそう。さては白い粉でおかしくなっているのか。
気持ちの良いブナ林の中をさくさく歩いていく、時々林の切れ間から見える頚城の山々も真っ白に染め上げられていて美しい。ラッセル隊のトレースも素敵でキックターンの必要がない。そして先週の山行と寸分違わぬトレース。楽をさせていただく。
しばらく登ると尾根に出て、その後蒲原山、景色が抜けて絶景である。ここで一服と記念撮影。とてもいい。
さーて滑走タイムの始まり、第一楽章から第三楽章まで名付けられたこの滑り。パウダーである!!みんな大興奮して雄叫びを上げながらドロップしていく。白い粉でみんなおかしくなっているのだ。
途中登り返しも含めつつ、第三楽章あたりでは少し雪も重くなってしまうが、それでもスキー場のパウダーとは格の違う底付きのない雪が続く。思わず楽しーと叫んでしまう。どうやら僕も白い粉に少しあてられているようだ。
楽しい時間はすぐに過ぎ去り、デプローチ。メイン隊は林間から林道をつなぎ最後まで板で滑るコース、僕は自信がないので神社に降りて道を歩くチームで降りた。

宿泊風吹荘
車を回収して宿に向かう、ラッセル隊長の爆速ラッセルのお陰で夕飯までの時間はたっぷりある。温泉で汗を流し宴会の始まり!もうみんなそれぞれ四合瓶を抱えて来るものだから酒の量がとんでもない、そしてどのお酒もこだわりの詰まったものなので美味しい。こりゃあ渋谷あたりの日本酒バーなんかよりよほど種類も多くクオリティも高い。すっかりできあがって迎えたご飯も山の幸から海の幸からもりだくさん、飲んで食べてよく寝た。朝起きたら10本を超える四合瓶が転がっていた。白い粉もすごいがお酒もすごい。

ラッセルやり甲斐あり過ぎ

ラッセルやり甲斐あり過ぎ

天上の楽園かな的気分、蒲原山

天上の楽園かな的気分、蒲原山

日曜日: 19日
昨日の日射であまりいい雪は期待できないそう。ということで黒姫山に向かう。小谷からだと日本海経由になるらしい、昨晩の魚が美味しかったのに納得した。
黒姫はリフトハイクアップなので楽々と思いきや、その先の旧ゲレンデはなかなかの斜度。ラッセル副隊長が刻みなおしてくれた、斜度の緩い思いやりトレースをいただく。よく考えたらトレースを刻み直すとか、、、やっぱり白い粉はすごい(ありがとうございました)。
みんな飲み過ぎで足が重いもののサクッと頂上に到着、メインは東尾根、出だしはメジャーなドロップポイントからさらに南奥で滑走開始。雪はやはり重いがドロップポイントをずらしてもらったおかげか斜度があり快適。昨日の蒲原山ほどのパウダーではないが、パウダー初心者の僕としてはもうとても満足なパウダー。むしろこちらは蒲原山よりは林が密なので少し重い雪でターンが切りやすくて助かる。みんなは雄叫びが昨日に比べると少なめ、、、どうやら白い粉が足りないようだ。
沢に入りすぎないうちにトラバースし、尾根に乗る。みんな少しでもいい雪を求めて右往左往。やはり楽しい時間が終わるのは早い。最後は気持ちのいい雪原を抜けてゲレンデに出る。駐車場がバラバラだったのでゲレンデで解散。帰路につきました。

2日間お世話になりっぱなしで堪能させていただきまして、本当にみなさまありがとうございました。春の足音が近づいていてクライミングの季節が始まるのに、雪の季節の終わりが悲しいと思うように感じてしまう。
おかしい、どうやら僕も白い粉にやられてしまったようだ。

次々と白い粉の虜に

次々と白い粉の虜に

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