例会山行 第3回クライミングフェスタin小川山 [クライミング(岩)]
2024年9月7日(土)~8日(日) Lたもん、はせ、るい、Hiro、TO、す~じ、MK、MK、KA、まっさん、かわぴー、NS、こばじゅん、KY、ムネヒコ(記)
<行程> 小川山廻り目平周辺で、各自、マルチ、トップロープ
<記録>
何を隠そう、私は、これまで登山ばかりで、クライミングといえば、2024年春のスギロー入会の際にたもんさんにジムに一度連れて行って頂いたことがあるだけで、それ以降、ジムに行ったこともなく、ましてや外岩に行ったこともない。エイトノットもろくに結べないまま、いきなり今回の小川山クライミングフェスタである。期待と不安が入り混じりつつの参加となった。
9月7日、マルチ組とトップロープ組に分かれてキャンプ場を出発して岩場へ。私はもちろんトップロープ組。短いアプローチを経て、スラブ(多分、ひよこ豆スラブ)に到着。慣れない手つきでギアを装着、とりあえず登ってみる。自分には無理だろうと思っていたものの、おっ、意外と登れるじゃないか。もちろん難易度の低いルートだから登れるのだろうが、それでも、上まで完登できると達成感もあって楽しい。難易度の上がる次のルートへ。苦戦しつつも、スギローのクライミングのエキスパートの皆さんからご指導を頂きながら、何とか完登。なるほど、シューズのフリクションを効かせるわけか。爪先に力を入れて立ち込むって、これまでにしたことの無い体の動かし方で面白いな。

私の登ります
夕方、スギローのテントが立ち並ぶ中、大人数でワイワイガヤガヤと賑やかに宴会。ご家族で参加のまっさん、かわぴーさんのお子さん達とも遊べて楽しい。私ははせさんの作った美味しいほうとう鍋を頂いた。
9月8日、トップロープ組はクラックの小川山レイバックへ。垂直にそそり立つ巨大な岩壁を見て、思わず笑ってしまった。こんな壁、いくら何でも登れっこない。ホールドも見当たらない。さすがに、スギローの先輩方でも無理でしょう。ところが、はせさんやMKが、スルスルと登っていく。信じられない。しかも、力任せに登っているのではなく、脱力した様子で、自然体で登っているようにみえる。クライミングって、力技じゃないんだな。私も、こばじゅんさんにテーピングの仕方を、すーじさんにクラック特有の登り方を教えて頂き、テーピングでミイラのようにグルグル巻きになった手で、登ってみる。手をクラックに差し込み、力を入れて手を膨らませると、あら不思議、体が固定されて、本当に登れる。完登には遠く及ばなかったが、私にもこんな壁を登ることができるんだと、新しい領域に踏み込んだ気がした。

垂直にそそり立つ小川山レイバック
小川山でクライミングに関心を持った私は、今、ベースキャンプ東京のスクールに通っている。そのうちにリードを登れるようになりたいし、次の夏には北アルプスのバリエーションルートも登ってみたい。 クライミングの楽しさに気づかせてくれた小川山でした。

頂上クライミングを終えてキャンプ場へ

スギローテント村