例会山行 夏の焼山 花の楽園

 2023年7月16日(日)~17日(月)
KY、KI、CO、KG、YM(記)

 7月中旬、海の日を絡めた3連休で東北鳥海山の山行予定であったが、梅雨前線の線状降水帯による大雨洪水災害が各地で発生しており、東北地方も警報級の大雨が予想されていたため、新潟県と長野県との境に連なる頚城山塊、金山・焼山・雨飾山の縦走に計画変更となった。

まずは蓮華温泉の仙気ノ湯で心身を浄化。翌朝5時、小谷村の標高1228m金山登山口から入山し2197mの天狗原山を目指す。登り始めておよそ1時間で今回のルート唯一の水場に着いた。水量乏しく飲むには気合と覚悟が必要な湧き水であったが、気温の上昇とこの先の急登に備えプラティパスに確保。

蒸し暑さに体力を奪われながらも、焼山直下の雪渓からの雪解け水に期待してお楽しみ食材、酒を背負って先を急ぐ。私は両足攣りまくりでひとり引き返す羽目になるかと思ったが、心優しいリーダーから魔法の68番を頂戴し、おかげで登坂を続けることができた。

天狗原山まで頑張ってみるかと思っていると、先行するG先生が大丈夫ですか?と、さすが教育者、待っていて優しい言葉をかけてくれたんだなぁと思ったのであるが、実はツキノワグマと目が合って、そいつが私の方向に降りて行ったとのこと。私は周りを気にする余裕もなく、クマにも気づかず天狗原山までたどり着いた。

天狗原山から先は傾斜も緩やかになり、この時期ならではの高原を堪能。およそ40分で金山2245mに到着。私は再び両足が攣って、追い68番となった。金山から先は目指す焼山と目の前に広がる花畑を見ながら2時間でテン泊地の富士見峠に到着。雪渓から冷たくてクリーンな命の水を確保し、翌朝の晴天を期待して焼山登頂を明日に回し早々と宴会開始。

翌朝は朝日、雪倉を背後にお目当ての焼山2400mに登頂。今にも吹き出しそうな噴火口。眼下一面の雲海、遠くのアルプスの山々、富士山まで眺望ばっちり。優しい鬼軍曹の68番とメンバーの皆さんに感謝、感謝の万歳でした。

焼山登頂を翌朝に変更したため、所要時間を考慮し予定していた雨飾経由を諦め金山登山口に戻るルートで下山。暑さと疲労に堪えぬいた修行ライクな山行であったが、無事焼山登頂を果たせて大満足の例会山行でした。

 

07焼山2400mに登頂

焼山2400mに登頂

08今にも吹き出しそうな噴火口

今にも吹き出しそうな噴火口

03天狗原山へ向かう

天狗原山へ向かう

01蓮華温泉の仙気ノ湯

蓮華温泉の仙気ノ湯

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